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COLUMN

17歳少年が開発した「新型コロナウイルスの感染状況を把握するサイト」を開発|ncov2019.live

2022.01.07

あらすじ

アイルランド出身のアビ・シフマンさんが、
当時17歳の高校生で新型コロナウィルス(Covid-19)の感染状況を把握するサイトを作成した偉業のお話です。

画像引用&情報入手先:The Seattle Times

経緯

彼は、7歳のときにプログラミングを父の影響で習い始め、
小学3年生でWebサイトを制作。

趣味のサイトや火星の天気予報のWEBサイトを制作したそうです。

そして、今回紹介するプロジェクト「ncov2019.live(後の、COV19.cc)」を
制作し始めます。


きっかけ

2020年の下旬ごろ。

我々を恐怖に陥れた「新型コロナウィルス」が猛威をふるいます。

彼が住んでいた「アメリカ」でも爆発的な感染がはじまっており、
日本と同じ様に情報が錯綜(さくそう)していました。

「どの情報が正確なのか知りたい!伝えたい!」

そう考えるようになった

アビ・シフマンさんは、

WHO、CDCなど、世界中で権威のあるデータベースから
あらゆる情報を取得し、正確な情報を届けられるように取り組みます。

 

当時を思い出してみよう

皆さん、2020年の12月頃を思い出してみてください。

日本は、東京オリンピックで
海外から観光客がいっぱいくるぞー!!と
楽しみにしていたさなか、

「中国で、流行病が見つかった・・?」

「プリンセスダイヤモンドが?」

「市中感染?」

「ロックダウン!?」

こんな感じだったのではないでしょうか?

特に、ネットニュースでは、人がバタバタと倒れている
映像や陰謀論などが取り立てられ

不安でしたよね??

「どの情報が正確なのか知りたい!!」

には、大変共感できますよね。

 

多くの人が気が付かなかった視点

あなたは、日々ニュースで流れてくる
「新規感染者数」を疑ったことはありますか?

そして、WHOのデータと比較したことがありますか?

私は、ありません! \(^o^)/

そうなんです。


世界中には、正しいとされるデータが多数あったんです・・・orz

今回の偉業のポイントは、ここなんです!

①:正確な情報を集めたら、数が違うかった!

②:じゃあ、どれが正解なの?

③:これが正解だ!という理由を探そう!

これを当時17歳でやっちゃったから凄いのです。

私も調べてみました。

「当時はそうかも知れないけど、今は違うでしょ~!」と

軽い気持ちで、
アビさんと同じ様に私も調べてみました。

「マ、マジかよ・・・」

ある意味、閲覧注意です。

 

調査結果

比較データ:

【国名】アメリカ合衆国
【日付】2021/1/25
【比較データ】死亡累計数

WHO

合計:452,234人

CDC

合計:439,546人


12,688人も違う!!

日本武道館の収容人数分違うだと!!

かなりの数字に違いがあることがよくわかります。
そうなると「確かに死者数を隠しているのでは?」と
信用できなくなるのも当然ですね。


※ちなみに日本武道館の収容人数は、13,000人だそうです。

 

アビ・シフマンさんが集めた情報はというと・・・・

COV19.cc

※赤色のDeceaseと書かれている数字が、亡くなられた方の数です。

合計:427,986人でした。

・WHO・・・452,234人

・CDC・・・439,546人

・cov19.cc・・・427,986人

アメリカ合衆国だと、日本と約3倍の人口がいる国です。

その分情報を集めることが大変なのかもしれませんが、
公の機関ですら正確な数字を掴めないほど混乱していたのでしょう。

「12,688人の誤差がある!」とまつりたてるではなく、

本当の情報を知りたい!

だから、信頼できるサイトで情報集めたい!

という心理になったのでしょう。

まとめ

誤解を招くといけないので、
アビ・シフマンさんのインタビューより内容を一部翻訳して引用します。

どの数字が正確かを知るのは本当に難しいです。非常に多くの保健部門は、情報を公開したり、過少報告したりしていません。しかし、最大のポイントは、世界が本来あるべきほど準備が整っていないことです。

byアビ・シフマンさん

@The Seattle Timesの記事より(URLはページトップにて)

いかがでしたか?

当時高校生だった、アビ・シフマンさんの活動が評価され、
現在は、多くの出典元の情報を時系列(じかんごと)に掲載したタイムラインで情報を整理するなど、正しく情報が伝達されるように取り組まれています。

これも、インターネットであらゆる情報を瞬時に集められるようになったおかげです。

たくさんの情報をスマートフォンで気軽に検索できるようになった分、
「正しい情報なのか」見極められる力がますます必要になりそうですね!

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