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COLUMN

Scratchの著作権ってどうなっているの?

そもそもスクラッチで作った作品には著作権は有るの?

正解は、あります!

フリー素材で有名ないらすとやさん。
例えば、あなたが誰でも書けるスマイルマークを書いて公開したとします。

これも、れっきとした作品です。

作品を作ったあなたが

「著作者(ちょさくしゃ)」

となり、

あなたが保有しているスマイルのイラストが

「著作物(ちょさくぶつ)」

になります。

スクラッチで守られている著作権

スクラッチでは、以下のように著作権について記載があります。

Scratch での著作権は?

Scratchでは、「クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 2.0」(CC BY-SA 2.0)という国際的なライセンス方式を採用しています。

Scratch で作品を共有したり、Scratch のWebサイトにコメントなどを書き込んだりする場合は公開する内容がこのライセンスに従う ことを認めたことになります。

このライセンスでは以下のことが自由にできます。

  • 共有 – コピーや再配布
  • 翻案 – リミックスや改変、加工作品の作成(営利目的も含め、目的に制限なし)

このために以下のことを守らないといけません。

表示 – 適切なクレジットの表示

継承 – リミックスや改変、加工作品の作成をした場合→元の作品と同じライセンスでの配布(Scratch内でリミックスしたときは、必ず満たされます)

Japanese Scratch-Wiki:著作権ガイド
https://ja.scratch-wiki.info//wiki/Japanese_Scratch-Wiki:%e8%91%97%e4%bd%9c%e6%a8%a9%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%83%89

 

必ず守らなければいけないルール

スクラッチで、作品を公開する上で必ず守らなければいけないルールがあります。

リミックス

・すでに発表されている作品をアレンジしたい場合は、
必ずリミックスを行ってからアレンジを行います。

 

Scratch で作品を共有するときは「メモと作品への貢献」へ
適切な内容を記入しないといけません。

例:@なまえ さんの「~~~」にある猫の絵を使っています。

音源:「魔王魂」https://maou.audio/


など

 

ルールを守っていない作品やスタジオを見つけた場合


まずは作品やスタジオを作ったユーザーに

プロフィールコメントなどで 著作権について確認してみるのがよいでしょう。

著作権について知らずに使っているのかもしれません。

自分がルールを破ってしまった場合

公開した自分の作品がリミックスされている場合は、
公開を取り消しすることができません。

一旦、作品をダウンロードし削除。

その後、著作権に関する部分を修正し、公開しなおす方がいいでしょう。

自分の作品がリミックスされていない場合は直ちに公開を取りやめましょう。

また、通報によって自分が知った場合は、
意図的ではなかったことをすぐにメッセージで謝罪し、

公開の取り消し、
公開を取り消した一方を入れることで

許してくれるケースが多いかと思います。

故意(わざと)にルールを破ったことで、
著作者に悪影響があった場合は

※学習向けツールとはいえ懲役や罰金、損害賠償などの
法的処罰を受けることがありますので注意しましょう。

更に詳しく著作権を学びたい方はこちら
http://kids.cric.or.jp/index.html

最後に

著作権を守ることは、
その素材を作ってくれた人への感謝と経緯を意味します。

たとえ、スクラッチが
リミックス可能でも作者の人が
悲しむような表現はやめましょうね。

著作権を気にせず
制作したい人はこちらの方法がおすすめ!

結論から言うと、
作品をインターネットに公開してしまうから良くないわけです。

そのため、著作権を気にせず制作したいのであれば・・・

①作品を公開しない

②オフラインエディターで制作をする

です!

ちなみに・・・

余談ですが、
皆さんスクラッチの中で有名ゲームの
キャラクターを見つけたこともあるのではないでしょうか?

模写(もしゃ)と言って、
2次創作物となります。

実はこれも著作権的にはアウトなのですが、
ファンがいることは作者も嬉しいことです。

そのため、黙認(もくにん)しています。

黙認とは、いいとは言っていないがダメとも行っていない状態

スクラッチは、プログラミング学習向けに開発されたツールですので
黙認してくれているわけですね。

だからといって、堂々とやってもいいわけではないので
説明に困ってしまいます。

ちなみに訴えられた場合、
著作者にどのような被害や損害があったかが判断基準になります。

盗まれた、傷つけられたや、売れる機会がなくなってしまった
など

ですので、利用した素材や作品名は正しく表記し、
作者が悲しまないようにしましょうね!

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